私と旦那さんとの出逢い♡④

何か視線を感じて私は起きた。
まだ朝の6時頃だった。

Kは私の事をずっと見ていたみたいだ…💧

Kは身支度を済ませてゆっくりとコーヒーを飲んでいた。

私も帰る準備をしようと思い、Kから歯ブラシを
借りた。

一人分しか無くてKと一緒に使った。

私はあまり抵抗がなかったのだが、
Kは凄く驚いていた。

「俺が使ったやつしかないけど、本当にいいの?💧」

と言ってきたので、私は
「歯を磨けない方が嫌だし気にしないよ笑」
と言った。

何故か歯ブラシで更に私への印象が良くなったらしい笑

(未だにそこで良くなるのは分からない←)

身支度も終え、Kの同僚と一夜共にした友達Sの所ヘ
行ける事になったので、部屋にお邪魔した。
(その間はKと同僚は朝食を一階へ取りに行っていた。)

どんな風に過ごしたか色々とお互い話した。

友達Sも性行為をしたらしい。

しかし、まさかのKの同僚は妻子持ちだったのだ!

それは行為が終わったあとに言われたらしい。

一回でも一夜を共にするのは少々気が重い…

友達Sは怒りが抑えられそうになく、凄くキレていた。
なので私はあまり自分の話は出来なかった。

私は逆に幸せと感じる瞬間が沢山あったから。

そしてKと同僚が朝食を持って帰ってきたので
友達と一旦別れて、Kの部屋へ戻った。

朝食を一緒に摂りながら、あまり会話は無いものの
穏やかな時間だった。

そして電車も動き出していたので
帰ることに。

友達Sと一緒にエレベーターに乗った。
Kと同僚とはエレベーター前でお別れした。

友達Sはイライラが収まらないようだった。
Kの同僚が「また会いたいなぁ」と言っていたが
その後すぐに扉の(閉)を押して最後まで聞き取れなかった


友達SはずっとKの同僚の悪口が止まらず、
電車に乗ってもずっと話していた。

私はなだめるので精一杯だった。

しかし、家に帰ってからが大変だったのだ…

私の母親はかなり変わっている。

一応、友達Sの家に泊まりますと連絡をいれていた。

しかしその後何十件の着信があったのだ…

正直家に帰りたくなかった。

前もって言っていなかったのは私も悪い。
(一週間前とか)

しかし何も言わずに家に帰らないより
ちゃんと誰と一緒にいて、誰の家で泊まったのかの報告は
きちんとした。
(嘘はついているので、後ろめたさはある…)

それなのに母親はヒステリックになり、や
朝かかってきた電話に出ると
「友達Sの親は誘拐犯だ!
警察に捜索願いを出しに行くからな!」

と言ってきた。

私には兄がいるのだが、
その兄からLINEで「今本当に警察に行っちゃったから
マジでやばいぞ、早く帰ってこい!」

と連絡してくれた。

私は最寄り駅につくなり、
全力で走って家まで帰った。

母親はかんかんに怒っていて、まず最初に
顔面をぶん殴られた。

その次に胸ぐらを掴まれて、
「てめぇ本当に友達Sの家に居たんだろうなぁ!
 その親に文句言ってやるから電話しろ!」
と言ってきたのだ。

もし本当に友達Sの家に泊まっていたのなら
はた迷惑な話だ。

心配を凄くしたのは分かる。
でも友達Sの親にまで迷惑をかけるのは
違うのでは無いかと思う。

親心は全部を理解は出来ないけれど、
私は今までずっと親に逆らわずに生きてきた。

母親に駄目だと言われた事はしなかった。
でも、それは私の意志とはいつも真逆の事だった。

しかし殴られるのが怖くていつも素直に
従ってきたのだ。

だからこそ母親は余計に苛ついているんだなと思った。

私の携帯をチェックするから出せと言われたので
出した。

私はこの事を想定していたので 
Kの連絡先は消していた。

友達Sも持っているので、この一見が終わったらまた
教えてもらおうと思っていた。

母親はくまなく確認して怪しいものが見つからなかった
様で、さらに腹を立てていた。

正直なぜそこまで感情を剥き出しにして
暴力まですぐに振るって来るのか理解できない。

話をきちんとし出来ないし、殴ると分かっているのに
本当の事を言ったら殺されるんじゃないかと
思うレベルだ。

まぁ元々、私のスマホの中を勝手に見たりしているのは
知っていたのでいつも友達とのやり取りも全て
削除していたので今回も怪しまれずに済んだ。


はっきり言って束縛に近いし、気持ち悪く
感じてしまう。

親なんだから心配するのは当然だと思う人も
居るだろう。

しかし、この母親は違うのだ。

私にとっては恐怖の対象。

むしゃむしゃを抑えられないのか馬乗りになって
ボコボコにされた。

私はあまりにも痛くて息が出来なくなってしまった。

過呼吸になり、震えが止まらなかった。

兄が母親を止めて、やっと地獄が終わった。

だけど、なんでちゃんと話を聞こうとしないのか。

一方的に暴力で解決しようとするのかが
本当に意味が分からない。

こんな家に居たくない。早く出ていきたいし、
早く自立したい。と心から思った。



そして2日後に学校が始まった。

私は目の周りがあざになっていたので
眼帯をつけて登校する羽目になった。

母親は私に「先生に聞かれたら
物が落ちてきてこうなったと言いなさい」と言ってきた。

だけど私は正直に周りの人に聞かれたら話した。

「母親に殴られた」と。




 
 最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
【旦那さんと私との出逢い】は④で完結しました!
次回も読んで頂ければと思います!